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ダイカストとは About DIE CASTING
ダイカストとは
ダイカスト(Die Casting)とは、精密な金型の中に溶融したアルミニウム合金や亜鉛合金、マグネシウム合金などを圧入して製品を成形する、鋳造方法のひとつです。他の鋳物に比べ、質の高い製品を大量生産できるため、金属加工業界の中でも高く評価されています。
高い寸法精度を得られることから、自動車部品でのニーズが高まっている他、電気・電子機器や建築金物、空圧・油圧など身近な製品にも多数使用され、私たちの日常生活を支えています。
寿ダイカストでは、技術力と品質の高さを認められ、世界一精度基準が厳しいと言ってもよい日本の自動車メーカー純正部品の製造依頼を多数いただいています。お取引実績社数は36業種・147社、取扱製品は2,000点と、自動車メーカーを中心に多品種の製造を担い、人々の暮らしを豊かにすべく技術革新に努めています。
ダイカストの特徴
ダイカストの特徴は、良いものを短期間で大量に生産できるところにあります。「砂型鋳物」や「金型鋳物」といった他の鋳造方法では困難だった製造を可能にし、圧倒的なシェアを占めています。
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高精密度
非常に高い寸法精度が得られ、複雑な形状の製品にも対応することが可能です。
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高強度
肉厚により異なりますが、薄肉でも強い製品が得られます。単位面積当たりでは薄くなるほど強度が高くなります。
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高耐久性・
高対摩擦性長期間使用しても、形状や寸法を保つことができます。
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軽量
薄い肉厚で複雑な形状の製品を造ることができるので、軽量化に大いに役立ちます。
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リーズナブル
堅牢な1つの金型から同一製品を大量に供給でき、溶解して再利用もできるので、コストダウンにつながります。
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量産性
あらゆる形状の製品を、短時間で大量に製造することができます。完成品に近い形で鋳造できるので、切削加工も僅かですますことができます。
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表面処理
優れた鋳肌を持つため、メッキや塗装など、さまざまな表面処理を容易に行うことができます。
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インサート
(鋳込金具)ダイカストの一部に他の金具を正確に鋳ぐるむことができるので、部品の用途や機能が広がります。
ダイカストのこれから
ダイカストは、良いものを短期間で大量生産できるだけでなく、環境保全にも寄与しています。
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- 軽量化の技術と
最小限の工程で作る技術 - 排出物の抑制
- 軽量化の技術と
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- 1つの金型で
同一多量生産を行う - 再利用と長期使用
- 1つの金型で
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- 溶解して何度でも
再利用できる製品 - 原材料として再利用
- 溶解して何度でも
このようなダイカスト独自の特性を活かす事で、環境と資源への負荷を最小限度に留める事ができます。
寿ダイカストでは、主要産業の基幹部を担うだけでなく、未来の地球環境を見据え人と自然にやさしいいダイカスト製品の生産に尽力しています。